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【取引シミュレーション】ETH等の保有時に使える!
1年後に年率5.16%~6.66%の運用利回りを期待できる取引手法

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    1年後に年率5.16%~6.66%の運用利回りを期待できる取引手法

【取引シミュレーション】ETH等の保有時に使える!
1年後に年率5.16%~6.66%の運用利回りを期待できる取引手法

公開日: 2024年11月26日

最終更新日: -

▼目次

    こちらの記事ではSBI VCトレードだからこそできるイーサリアム(ETH)の運用についてご紹介しました。
    今回は具体的な取引手法についてご案内します。

    1 本記事で紹介する取引手法における3つのメリット

    メリット1:価格変動リスクを抑えられる
    メリット2:ステーキング報酬を獲得できる
    メリット3:ファンディングレートがマイナスの時は、受け取りできる

    2 お取引前の3つの事前確認ポイント

    1. ETHをSBI VCトレードで購入する(他の取引所等からの入庫でもOK)
     ・ 暗号資産の購入方法はこちら
     ・ 暗号資産の入庫方法はこちら

    2. ETHの「売」のファンディングレートがマイナスの符号であるかどうか確認する(マイナスの場合は”受け取り”可能)
     ・ ファンディングレートの確認はこちら

    3. SBI VCトレードで保有しているETHと同数量の新規売り注文を発注する(レバレッジ取引を使ったヘッジ)
     ・ レバレッジ取引の新規売り注文方法はこちら

    3 取引シミュレーション ~10ETHをSBI VCトレードに入庫して1か月経過したケース~

    算出条件:2024年11月16日執筆時点、1ETH=487,385円(11月14日EODレート)
     
    ■「ステーキング報酬」の獲得
    現在のイーサリアムのステーキング報酬額(見込み)は年率2.0%~4.0%
    ⇒ 年率3.4%(2024年10月実績値)と仮定した場合、1か月後に0.02125ETH(約10,357円相当)を受け取れます。


    ※上記10,357円(11月14日EODレート × ステーキング報酬)と画像金額の相違は、作成時の時価によるものです
    ※ステーキングのシミュレーションはこちら

    ■「ファンディングレート」の受け取り
    イーサリアムの「売」の場合のファンディングレート(2024年11月15日現在)は-0.011%1日あたり0.011%相当の受け取り
    ⇒ 1か月間(30日)同じ手数料率が続くと仮定すると、-0.33%(=-0.011%×30日)となり、お客さまが約16,084円(=487,385円×10ETH×0.33%) 分のファンディングレートを受け取り可能です。


    ※ファンディングレートカレンダーはこちら

    ■レバレッジ取引にかかる「スプレッドコスト」
    レバレッジ取引をすると、売買の価格差である「スプレッドコスト」がかかります。
    ⇒ 今回のケースでは、「新規売り注文」と、「決済注文(ポジションを解消する注文)」におけるスプレッドコストが、合わせて14,800円(=1,480円×10ETH)となります。


    ※2024年11月16日キャプチャ時点でのスプレッドを表示しています

    <最終的な損益は?>
    今回のケースで発生したステーキング報酬、ファンディングレート、スプレッドコストについて、合算してみましょう。
     
    ステーキング報酬 +10,357円
    ファンディングレート +16,084円
    スプレッドコスト ▲14,800円
    ――――――――――――――
    合計 +11,641円

    今回の取引例では値下がりリスクを抑えて、1か月で11,641円(年率2.87%)の利益を上げることができました!
     
    スプレッドコストは「新規売り注文」と「決済注文」を行うときにしか発生しない(片道のスプレッドコストは表示スプレッドの約半分であり、今回の試算では往復スプレッドを考慮しました)ため、取引期間を延ばす(ポジションを長く保有する)ことで資金効率がさらに高まります(ファンディングレートが同水準で続けば1年後の利益見込額は302,488円(年率6.21%)に!)。
     
    以下ではステーキング年率ごとの損益の経過と年率換算を試算しました。ぜひご参考にしてください。


    4 【発展】過去のステーキング報酬やファンディングレートの実績値

    ステーキング報酬やファンディングレートは変動する可能性があります。発展編として、それぞれの実績値を考察します。
    ・ ステーキング報酬の過去実績はこちら
    ・ ファンディングレートの過去実績はこちら

    ■ステーキング報酬
    SBI VCトレードの公式サイトやX(旧Twitter)では、定期的にステーキング報酬の実績値を公開しています。


    ※2024年10月のステーキング報酬実績値

     ETHの過去1年間のステーキング報酬は以下の通りです(手数料控除前年率)。
    2024年10月     3.4%
    2024年9月       3.3%
    2024年8月       3.0%
    2024年7月       3.4%
    2024年6月       3.5%
    2024年5月       3.4%
    2024年4月       3.3%
    2024年3月       3.5%
    2024年2月       3.6%
    2024年1月       3.6%
    2023年12月     3.7%
    2023年11月     3.8%

    2024年3月以降は比較的安定傾向にあることが伺えます。本コラムでの上記「取引シミュレーション」においては、手数料を控除した値を想定しています。

    ■ファンディングレート
    ETHのファンディングレート(売り)の実績値を集計したところ、以下のようになりました(2024年11月15日までの値)。売りの場合、ファンディングレートがマイナスであれば受取、プラスであれば支払になります。


    また、連続日数について集計すると以下のようになります。

    ポジション構築 / 解消の際のご参考にしてください。

    <ご注意事項>
    ※ファンディングレートは市場実勢により変動し、お客さまのお支払いとなる場合があります。
    ※入庫ではなく当社で現物のETHを購入した場合、現物のスプレッドコストが追加でかかります。
    ※保有している暗号資産を証拠金として預託することができますが、現物のETH保有分と同数量の売りポジションを持つ場合、多少の日本円または他の暗号資産が証拠金として必要です。また、暗号資産価格の高騰時には証拠金維持率が低下し、追加証拠金発生やロスカット(売建玉及び保有暗号資産の強制売却)の可能性があります。
    ※スプレッドは市場の動向により変動します。