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暗号資産(仮想通貨)FXとは?おすすめの銘柄や取引所の探し方などを解説

暗号資産(仮想通貨)FXとは?おすすめの銘柄や取引所の探し方などを解説

公開日: 2024年3月5日

最終更新日: -

「暗号資産(仮想通貨)FX」は、暗号資産のレバレッジ取引の意味で使用されることがある表現です。しかし、FXとは英語の「Foreign Exchange」の略で、日本語では「外国為替取引」の意味になるため、厳密にはビットコイン(BTC)など暗号資産のレバレッジ取引を説明する用語ではありません。
そもそも、「暗号資産のレバレッジ取引は現物取引と何が違うのか」「どの銘柄を取引すれば良いのか」「何に注意すればいいのか」といったお悩みをお持ちの方も多いでしょう。
 
そこで本記事では、暗号資産のレバレッジ取引の特徴やおすすめの銘柄、注意点などを解説していきます。これから暗号資産のレバレッジ取引を始めようと考えている方や、すでに取引経験があり、さらに知識を深めたい方はぜひ参考にしてください。
 
< 目次 >

■暗号資産(仮想通貨)FXとは?
 
■暗号資産におけるレバレッジ取引の注目すべき2つの特徴
1、レバレッジをかけることができる
2、価格の下落局面でも利益を狙うことができる
 
■暗号資産におけるレバレッジ取引でおすすめの銘柄
 
■暗号資産交換所(暗号資産取引所)の探し方
1、手数料が安い
2、直感的に取引ができる
3、セキュリティが高い
 
■SBI VCトレードで暗号資産のレバレッジ取引をするメリット
1、暗号資産を証拠金として利用できる
2、ファンディングレート相当額を受け取れることがある
3、スプレッドが狭い
4、セキュリティ体制が充実している
 
■暗号資産におけるレバレッジ取引の注意点
 
■まとめ

 
 
 

■暗号資産(仮想通貨)FXとは?

FXとは英語の「Foreign Exchange」の略で、日本語では「外国為替取引」の意味です。さらに、証拠金を担保に日本円を米ドルに交換するなど、レバレッジをかけた外国為替取引を行うことを「外国為替証拠金取引」と表現します。
 
ビットコインなどの暗号資産でも証拠金を使った取引を行うことができ、暗号資産の「レバレッジ取引」と呼ばれています。
 

 
 

■暗号資産におけるレバレッジ取引の注目すべき2つの特徴

 

レバレッジ取引には、通常の暗号資産の現物取引にはない、注目すべき以下2つの特徴があります。
 
1、レバレッジをかけることができる
2、価格の下落局面でも利益を狙うことができる
 
順に解説します。
 

1、レバレッジをかけることができる

レバレッジ取引では、取引をする際にレバレッジをかけることができます。レバレッジとは、担保となる証拠金を口座に預けることで、預けた資金以上の取引が可能になる仕組みのことです。
 
例えば、口座に証拠金を10万円預けた場合、レバレッジ2倍で取引すると20万円分の暗号資産を取引することができます。

出典:SBI VCトレード「暗号資産(仮想通貨)のレバレッジ取引」
 
レバレッジをかけることで元本に対する利益を大きくできるため、レバレッジ取引は資金効率の良い投資であるといえます。2024年2月現在、国内では個人の暗号資産のレバレッジ取引で最大2倍までレバレッジをかけることが可能です。
 

2、価格の下落局面でも利益を狙うことができる

出典:SBI VCトレード「暗号資産(仮想通貨)のレバレッジ取引」
 
レバレッジ取引は現物の取引とは異なり、売り注文(ショート)から取引を開始することができ、売った時よりも低い価格で買い戻す時の差額分が利益となります。
 
例えば、「今後ビットコインの価格が下落する」と予想した場合、レバレッジ取引でビットコインの売り注文を出し、売った価格より低い価格で買い戻すことができれば、同じく利益を得ることができます。しかし、現物取引では買い注文(ロング)からしか取引を始めることができないため、買った価格よりも高い価格で決済することでしか利益を得ることができません。
 
レバレッジ取引は価格の上昇局面と下落局面の両方で、柔軟に利益を狙うことができるのです。
 

■暗号資産におけるレバレッジ取引でおすすめの銘柄

 

暗号資産にはさまざまな銘柄があり、初心者の方はどの銘柄を売買すべきか迷ってしまうこともあるかと思います。もし迷う場合は、知名度が高く情報が豊富な銘柄がおすすめです。
 
例えば、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)は知名度が高いため、情報も入手しやすく取引量も多いことから、自分の買いたい価格や売りたい価格で売買が成立しやすくなっています。特にビットコインは、マイニング報酬が半減する「半減期」や、米国での「ビットコインETF承認」の動きなど、価格変動が予想されるニュースや情報が多く発信されています。
 
ビットコインやイーサリアムは暗号資産の中では歴史も長く、過去の価格データも参考になるはずです。初心者の方はこれらの取引しやすい暗号資産から、レバレッジ取引を始めるとよいでしょう。
 

■暗号資産交換所(暗号資産取引所)の探し方

レバレッジ取引を始めるために、暗号資産交換業所(暗号資産取引所)を探す際には、以下の3つのポイントをチェックすることが大切です。
 
1、手数料が安い
2、直感的に取引ができる
3、セキュリティが高い
 
日本国内には多くの暗号資産交換所(暗号資産取引所)が存在しますが、取引所の選択は投資が成功するかどうかに関わることもあるため、自分に合った取引所を慎重に選びましょう。
 

1、手数料が安い

取引所を選ぶ際の最初のポイントは、手数料の安さです。どの取引所でも基本的に、取引ごとに取引手数料やスプレッドといった手数料がかかります。
 
手数料は購入時だけでなく、売却時にも適用されることがあります。また、ポジションを保有したまま翌営業日に持ち越すことで手数料がかかることもあります。さらに、取引量によって手数料率が上下するケースもあることから、取引前にあらかじめチェックしておくのが良いでしょう。
 
加えて、現金や暗号資産の入出金手数料も確認しておくとも大切です。これらの手数料が高い場合、取引で発生する損益への影響も大きくなってしまうため、多くの人にとって手数料の低さは暗号資産交換所(暗号資産取引所)の重要な選択基準になるでしょう。
 

2、直感的に取引ができる

特に初心者の場合、直感的に取引ができることが重要になります。なぜなら、取引を行う際に視認性や操作性が悪いと、思ったタイミングで注文ができなかったり、誤った価格で注文してしまったりなど、ミスが起きやすくなるからです。
 
例えば、チャートが見やすいか、ボタンの配置がわかりやすいレイアウトになっているかなどをチェックしておくと良いでしょう。
 
また、取引所によっては、詳細なチャートや分析ツールを提供している場合もありますが、これらの機能が直感的に利用できない場合、初心者が使いこなすのは難しくなります。外出先での取引や価格のチェックに便利な取引アプリの有無も重要なポイントです。
 
直感的に取引ができるかは人によって異なることも多いため、自分の目で確かめるようにすることをおすすめします。
 

3、セキュリティが高い

暗号資産交換所(暗号資産取引所)のセキュリティもチェックしておきたいポイントです。なぜなら、暗号資産はハッキングのリスクがあるからです。
 
過去には、取引所がハッキングされ、多額の暗号資産が失われた例もあります。例えば、外部のインターネットにつながらないコールドウォレットで暗号資産を保管しているか、取引ツールにログインする時に2要素認証を利用できるようになっているかなどを調べておくとよいでしょう。
 
顧客の資産を守る体制が万全であれば、安心して暗号資産の取引を行うことができます。
 

■SBI VCトレードで暗号資産のレバレッジ取引をするメリット

出典:SBI VCトレード「暗号資産(仮想通貨)のレバレッジ取引」
 
SBI VCトレードは「レバレッジ取引」という名称で、暗号資産の証拠金取引サービスを提供しています。SBI VCトレードでは「暗号資産交換所の探し方」の項目で解説した3つのポイントに加え、他にもレバレッジ取引をする上でのメリットがあります。
 
1、暗号資産を証拠金として利用できる
2、ファンディングレート相当額を受け取れることがある
3、スプレッドが狭い
4、スマートフォンアプリでいつでもどこでも取引できる
5、セキュリティ体制が充実している
 
メリットをしっかりと確認し、SBI VCトレードが自分に合っているかどうかを判断してみてください。
 
1、暗号資産を証拠金として利用できる
保有している暗号資産を証拠金として活用できることは、SBI VCトレードのレバレッジ取引の大きなメリットです。なぜなら、レバレッジ取引には証拠金が必要になりますが、暗号資産を保有していれば日本円を入金しなくても取引を開始できるからです。
 
例えば、暗号資産を100万円分保有している場合、その時価の50%である50万円を証拠金として活用することができます。

出典:SBI VCトレード「暗号資産(仮想通貨)のレバレッジ取引」
 
SBI VCトレードで証拠金として預託可能な銘柄は全20種類もあり、現物取引や入庫によってSBI VCトレードで保有している暗号資産をそのまま担保として活用できます。保有している暗号資産を売却せずにレバレッジ取引を開始できることが特徴です。
 
2、 ファンディングレート相当額を受け取れることがある
SBI VCトレードのレバレッジ取引では、ファンディングレート相当額を受け取れることがあるため、取引コストを抑えることができます。その理由は、SBI VCトレードではマーケットに応じた変動制のファンディングレートを適用しているからです。

出典:SBI VCトレード「暗号資産(仮想通貨)のレバレッジ取引」
 
ファンディングレート(円)とは、一般的に日(クローズ時間)をまたいでポジションを保有した際にかかるコストのことをいいます。例えば、暗号資産を100万円分持っていた場合、レバレッジ手数料が0.04%のケースでは1日あたり400円の手数料を支払うことになります。
 
もともとレバレッジ手数料の根拠となっているファンディングレートは資金調達率を意味し、暗号資産を保有するうえでのコスト(支払い)又はリワード(受取り)からなります。当該レートは市場の需給関係にもとづき日々変動し、供給が需要を上回ればマイナス(支払い)、その逆であればプラス(受取り)となるもので、暗号資産市場ではこれをグローバル・スタンダードとして取引されています。
 
一方、国内の暗号資産レバレッジ取引サービスにおいてお客さまがポジションを保有する場合、こうした市場の需給に関係なく、売り・買いポジションそれぞれに対し日次0.04%、年率換算で14.6%の金額を「レバレッジ手数料」として徴収する例が多く見られます。
 
国内で一般的に使用されている「レバレッジ手数料」という名称が手数料の徴収のみを想起されていることから、2024年1月17日以降、SBI VCトレードではその名称を「ファンディングレート」に変更しました。
 
3、スプレッドが狭い
SBI VCトレードでは業界屈指のスプレッド提供を目指しており、加えてレバレッジ取引は現物取引よりも狭いスプレッドで取引できるようになっています。

出典:SBI VCトレード「暗号資産(仮想通貨)のレバレッジ取引」
 
スプレッドとは、BID(ビッド)と呼ばれる売値とASK(アスク)と呼ばれる買値の差のことです。このスプレッドは、実質的な取引コストとなります。つまり、スプレッドは狭い方が取引で有利となります。
 
SBI VCトレードは取引ごとにかかるスプレッドに関しても、しっかりと取引コストを抑えられるようになっています。
 
4、スマートフォンアプリでいつでもどこでも取引できる
SBI VCトレードのスマートフォンアプリ「VCTRADE mobile」は、いつでもどこでも、暗号資産の価格やチャートなどを確認することができ、初めての方でも利用しやすいインターフェースになっています。
 
暗号資産の取引に慣れていない方も、SBI VCトレードのスマートフォンアプリを使うことで、スムーズにレバレッジ取引を進められるでしょう。

出典:SBI VCトレード「ツール・アプリ」
 
 
5、セキュリティ体制が充実している

SBI VCトレードは、SBIグループで培われたセキュリティ体制を生かし、安心して暗号資産の取引ができる環境を提供しています。例えば、以下のような暗号資産の盗難対策を取っています。
 
コールドウォレットの採用
即時の資金移動が必要な暗号資産以外は、外部インターネットにつながらないコールドウォレットにて保管
 
マルチシグネチャでの秘密鍵の管理
暗号資産の秘密鍵について、一つのアドレスに複数の秘密鍵を割り当てるマルチシグネチャアドレスを採用
 
高い強度のパスワードによる認証
サービスを利用するためのパスワードは、「半角英大小数字記号のうち3種類を使用し、かつ8文字以上が必要」と、強度の高いパスワードの設定が必要。
 
SBI VCトレードでは、これ以外にもさまざまな対策や取り組みを行うことで、お客さまの暗号資産を安全に守っています。
 
■暗号資産におけるレバレッジ取引の注意点

 

レバレッジ取引には多くのメリットがありますが、取引をする上での注意点もあります。まず、暗号資産は株や為替よりもボラティリティ(価格変動の度合い)が高い傾向があることです。
 
ボラティリティが高いと利益が大きくなりやすい半面、損失も大きくなりやすいという特徴があります。そのため、ボラティリティが高い暗号資産にレバレッジをかけられるレバレッジ取引では、高いリスクを考慮した取引戦略を考えておくとよいでしょう。
 
また、ポジションを保有したままクローズ時間をまたぐ際にかかるファンディングレートの変動にも注意が必要です。長い期間ポジションを保有していると手数料がその分積み上がってしまう可能性があります。SBI VCトレードのファンディングレートはマーケットに応じて変動しますので、よく確認するようにしておきましょう。
 

まとめ

 

今回の記事では、レバレッジ取引の特徴やおすすめの銘柄、注意点などについて解説しました。レバレッジ取引は、レバレッジをかけることで少ない資金で大きな取引が可能となり、価格の下落局面からも利益を狙えるという、現物取引にはない魅力があります。
 
初心者の方は、まずビットコインやイーサリアムなど知名度が高く、取引が活発に行われている銘柄を選んで取引するのがおすすめです。ただし、高いボラティリティとファンディングレートの動向については、十分に注意するようにしてください。
 
SBI VCトレードはレバレッジ取引において、暗号資産を証拠金として利用できる、魅力的なファンディングレート、スプレッドが狭いなど、多くのメリットを提供しています。また、初心者の方でも安心の東証プライム市場上場のSBIホールディングス株式会社傘下、SBIグループの100%子会社として日本の法令諸規則に則って、最高水準のセキュリティでお客さまの資産を管理しています。