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180日前

7万5000ドルへの上昇でビットコインの建玉が過去最高に、アナリストらはさらなる上昇に強気

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 コイングラスによると、ビットコイン(BTC)の1BTC=7万5000ドルへの急騰で、建玉が5日から13.29%増加して過去最高の454.1億ドルに達した。

 先物やオプションなどのアクティブなデリバティブ契約の総数を示す建玉は、トレーダーの新たなロング及びショート・ポジションの増加による市場活動の成長を反映している。

 ビットコインが3月に記録した史上最高値の7万3800ドルを上回ったタイミングで、この建玉の急増が生じた。

●市場参加者、さらなる値上がりを期待

 この活動増加は、市場参加者がさらなる値上がりに備えていることを示唆している。

 アナリストらは、12.6億ドルのショート・ポジションに現在清算の恐れがあると指摘し、トレーダーは以前の高値である7万3679ドルへの戻りに賭けていると示唆した。

 トレーディングビューによると、ビットコインは現在7万5792ドルで取引されており、アナリストらは強気の見通しを維持している。

 経験豊富なトレーダーのピーター・ブラント氏は、現在の上昇はビットコインの強気市場サイクルに沿ったものだと考えている。

 ブラント氏は6日、「ビットコインは現在、半減期サイクルの強気市場のど真ん中にあり、翌8-9月に13万-15万ドルの高値を付けるはずだ」と述べた。

 ビットコインの史上最高値には、過剰評価の可能性に対する懸念がつきものだが、一部のアナリストはこの資産にはまだ成長の余地があると主張している。

 ブロックチェーン分析会社のクリプトクォントは、ビットコインは「過熱」していないと主張した。

 ある資産が買われ過ぎかどうかの評価に使われる指標であるMVRV(市場価値・実現価値)比率は、ピークから大きく離れている。

 3月の高値の際には2.87だったビットコインのMVRVは現在、2.19だ。

 暗号資産アナリストのラジャット・ソニ氏も意見を述べ、ビットコインは世界的普及の初期段階にあると強調した。

 「私たちはビットコイン普及の初期段階にあり、世界中の多くの人々が法定通貨は何か有形なものに裏付けられていると考えているため、未だ紙片(米ドル、ユーロ、ポンドなど)をビットコインに交換できる」と同氏は述べた。

●ビットコイン、メタを抜き第9位に

 ビットコインは、24年米大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利を巡る楽観論による上昇の中、世界の時価総額ランキングでメタ(フェイスブック)を抜いて第9位となった。

 ビットコインは、1BTC=7万3800ドル、時価総額1.46兆ドルで、時価総額1.445兆ドルのメタを追い抜いた。

 注目すべきことに、ビットコインがメタを追い抜いたのはこれが初めてではない。同通貨は3月、7万3000ドル超の最高値を記録した際にもメタを上回っている。

 時価総額上位資産のリストには、大手テクノロジー企業や貴金属などが含まれており、トップは金の18.359兆ドルで、エヌビディアが3.431兆ドル、アップルが3.377兆ドルで続いている。

 他の主要企業は、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット(グーグル)などだ。

 ビットゲット・リサーチでチーフ・アナリストを務めるライアン・リー氏は、「トランプ氏が以前ビットコインを戦略的準備資産に指定する可能性を示唆したことに、市場が先だって反応したようだ」とコメントした。

 「トランプ氏が勝利すれば、ビットコインは大きな反落無しに上昇し続け、さらなる高値に達する可能性がある」

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-open-interest-hits-record-high/

This story originally appeared on cryptonews.com.

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