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258日前

ボリビア、暗号資産決済合法化で暗号資産取引が100%以上増加

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 ボリビアでは、デジタル決済チャネルの使用を合法化する新たな規制が導入された後、過去3ヶ月間で暗号資産(仮想通貨)取引が大幅に急増した。

 ボリビア中央銀行の発表によると、同国の月間暗号資産取引量は760万ドルから1560万ドルに増加した。これは、主にステーブルコイン取引と社会的関心の高まりによるものだった。

●取引量と取引件数の増加

 ボリビア中央銀行は、6月の取締役会決議082/2024の成立により、暗号資産の電子決済チャネルの利用が可能になったことが取引量の要因であると考えている。

 暗号資産取引件数も急増しており、7月から9月までの取引件数は110万件を超え、過去6ヶ月の約93万2000件を上回った。これらの取引の大半は個人によって実行されている。

 ASFI(金融システム監督庁)は、6つの金融機関が暗号資産業務を開始し、デジタル商品がボリビアの金融システムに導入されたと報告した。

 ASFIの報告によると、7月から8月にかけてこれら金融機関の業務は40%増加したという。

●ボリビア経済発展のためにデジタル資産を活用

 この成長を後押しするため、ボリビア中央銀行は暗号資産の特徴とリスクを国民に伝えるための教育イニシアチブを開始した。全国で33以上のワークショップが開催され、3000人以上が参加した。

 中銀のエドウィン・ロハス・ウロ総裁は、この動きは経済を近代化し、国際的な商業・金融活動を強化するための広範な戦略の一環であると主張した。

 同氏は記者会見で、「ボリビア中央銀行はボリビアにおける暗号資産利用の道を開いている。我が国はアクセス可能なデジタル金融商品の利用を拡大することで、未来の経済に向けて大きな一方を踏み出そうとしている」と述べた。

 この新たな規制により、ボリビア国民は国境を越えた取引や電子商取引の支払いに暗号資産を利用できるようになる。

(イメージ写真提供:123RF)

This story originally appeared on cryptonews.com.

提供:ウエルスアドバイザー
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