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23時間前

コインベースとジェミニがEU進出のために新たなライセンスの取得を計画

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 報道によると、コインベースとジェミニがそれぞれルクセンブルクとマルタでライセンスの取得を進めており、EU(欧州連合)でのプレゼンスを強めている。

 複数の情報筋によると、ウィンクルボス兄弟が率いるジェミニはマルタでのライセンス取得が間近に迫っている。暗号資産(仮想通貨)業界大手の同社は6月にMFSA(マルタ金融サービス機構)からMiFD II(第2次金融商品市場指令)ライセンスをすでに取得している。

 EU最小の国家であるマルタは、既にOKXやクリプト・ドットコムなどの取引所にライセンスを付与している。

 EU加盟国は、24年に導入された新たなMiCA(暗号資産市場)規制の下で暗号資産企業にライセンスを発行できる。これは、欧州の暗号資産業界おける最も大きな規制上の変化の1つだ。

●マルタの急速なライセンス承認に対しEUの規制当局から懸念の声

 匿名の規制当局幹部はロイターに対し、職員が少ないマルタや他の国々での承認ペースが懸念事項だと語った。

 しかし、MFSAの広報担当者は「迅速な処理」は「これまでの年月で培ってきた深い理解」によるものだと述べた。

 マルタはこれまでに暗号資産サービス・プロバイダー4社にライセンスを付与している、と同担当者は付け加えた。一方、OKXは以前、マルタのライセンス付与手続きは「厳格」であり現地のマネーロンダリング対策基準も厳しいと語っている。

●ルクセンブルク、コインベースにライセンス付与へ

 最近暗号資産企業をマネーロンダリングの「高リスク」団体と位置付けたルクセンブルクは、コインベースへのライセンス付与の準備を進めている。

 ある情報筋は、米国に拠点を置く最大の暗号資産取引所である同社がルクセンブルクで予定している事業規模は比較的小さいと指摘した。

 欧州におけるコインベースの従業員は200名超であり、同取引所のライセンス申請はここ数カ月間進められている。コインベースは欧州地域における円滑かつ安全な事業を確保するために職員に投資している、と同社の広報担当者は述べた。

 さらに、ルクセンブルクは「高水準で評価の高い世界的な金融センター」だと同担当者は述べ、コインベースが25年に少なくとも20名の増員を計画していると付け加えた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/coinbase-gemini-eye-eu-expansion-with-new-licenses-reuters/

This story originally appeared on cryptonews.com.

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