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トークンとは

トークンとは

暗号資産と何が違う?仕組みと種類をやさしく解説

公開日: 2026年1月7日

最終更新日: -

▼目次

    暗号資産を学び始めると耳にする機会がある「トークン」という言葉。
    暗号資産と同じ意味で使われることもありますが、実は文脈によってその意味が異なります。

    この記事では、トークンの基本的な意味や暗号資産との違い、そして代表的な4つのタイプについて解説します。

    トークンとは

    もともとトークン(Token)という英単語には、「象徴」や「証拠品」といった意味があります。
    私たちの身近な生活では、以下のようなものがトークンと呼ばれています。

    • お金の代わりになるもの:ポイントや商品券など
    • 認証のためのデバイス:ネットバンキングのワンタイムパスワードを表示する小型端末など

    このように幅広い意味を持つ言葉ですが、暗号資産の分野では別の定義があります。

    暗号資産におけるトークンとは

    暗号資産の分野において、トークンとは「ブロックチェーン技術を用いて発行されたデジタル資産」を指します。
    そのため「暗号資産」と「トークン」は同じものとして扱われることがあります。
    しかし、文脈によっては「既存のブロックチェーン技術を利用して発行されたデジタル資産」のみを指し、独自のブロックチェーンを持つ暗号資産とは区別して使われます。

    暗号資産とトークン:同じ意味?それとも別物?

    この2つの言葉は、文脈によって同じ意味で使われることもあれば、区別されることもあります。
    1. 同じ意味として扱う場合
    最も広い意味では、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などを含めたすべての暗号資産を指して「トークン」と呼ぶことがあります。

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    2. 区別して扱う場合
    仕組みの違いに注目して、以下のように呼び分けることが多いです。

    ・暗号資産:独自のブロックチェーンを持つもの
    ビットコイン(BTC)のように、独自のブロックチェーンを基盤として動いている暗号資産です。
    通常、1つのブロックチェーンに対して1つの暗号資産が対応する形で説明されることが多くあります。

    ・トークン:既存のブロックチェーンを借りているもの
    独自のブロックチェーンを持たず、イーサリアム(ETH)などの既存のブロックチェーン上で発行された暗号資産です。
    これを狭義の「トークン」と呼びます。

    代表的なトークンの例

    ・USDC(USD Coin):ステーブルコイン
    米ドルの価格と連動するように設計されたトークンです。
    決済や送金など、法定通貨のように比較的安定して使えることを目的としています。

    ・チェーンリンク(LINK):ユーティリティトークン
    ブロックチェーンと外部データ(現実世界の価格情報など)をつなぐサービスで利用されるトークンです。
    特定の機能を使うために必要となります。

    ・シバイヌ(SHIB):ミームコイン
    ネット上のジョークやキャラクターをモチーフにしたコインです。
    独自のブロックチェーンではなく、イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で発行・管理されています。

    トークンの主な特徴

    ビットコイン(BTC)などの「コイン」と比較すると、トークンには大きく3つの特徴があります。

    ① 既存のブロックチェーン上で発行される
    ゼロからブロックチェーンを作る必要がありません。
    既存のプラットフォームのルールを利用して発行するため、開発コストや時間を抑えられます。

    ② 特定の発行者・管理者が存在する
    ビットコイン(BTC)のように非中央集権的なものとは異なり、トークンには通常、企業やプロジェクトチームなどの発行主体が存在し、明確な目的を持って運営されているのが一般的です。

    ③ 誰でも発行が可能
    技術的な知識があれば、個人・企業を問わず誰でも発行できます。
    そのため、世界中で新しいアイデアのトークンが次々と生まれています。
    一方で、信頼性の低いプロジェクトも存在するため、投資などの際は見極めが重要です。

    トークンの種類

    トークンは、その「役割」や「用途」によっていくつかに分類されます。
    ここでは代表的な4つのタイプを紹介します。

    1.カレンシータイプ

    決済や送金など、通貨としての利用を想定したトークンです。
    中央管理者が存在せず、あらかじめ決められたプログラムによって自律的に運用されるのが特徴です。

    2.ユーティリティタイプ

    特定のサービスやコミュニティ内でのみ利用できるトークンです。
    ゲーム内通貨やサービスの利用チケットのような役割を持ち、主に「使うこと」を目的としています。

    3.アセットタイプ

    法定通貨や実物資産(金など)に価値が連動するように設計されたトークンです。
    代表例はUSDCなどのステーブルコインで、発行主体が存在し、価格変動を抑える工夫がされています。

    4.セキュリティトークン

    株式や債券などの有価証券としての性質を持つトークンです。
    法令に準拠して発行され、投資家に対して配当や収益分配などの権利を提供します。

    まとめ

    トークンとは、既存のブロックチェーン技術を借りて発行されるデジタル資産の総称です。
    独自のブロックチェーンを持つ暗号資産とは異なり、誰でも発行できるため、決済手段だけでなくさまざまな役割を持っています。
    「トークン」の意味や暗号資産との違いを知ることで、暗号資産関連のニュースやプロジェクトの仕組みが、より深く理解しやすくなるでしょう。
     
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