▼目次
ビットコイン(BTC)は、暗号資産の中では時価総額No.1であり、この10数年で世界の主要な資産(株式や金など)と並ぶほど大きく成長しました。
暗号資産における時価総額は、市場全体でその暗号資産がどの程度の規模と安定性を持つかを示す重要な指標であり、銘柄選びやポートフォリオの設計に欠かせない要素と言えます。
この記事では、暗号資産の「時価総額」とは何か、そして時価総額の見方や計算方法、さらには投資判断に活かすポイントまでをわかりやすく解説します。
時価総額とは何か
暗号資産の時価総額とは、ある暗号資産銘柄の市場価値のことで、市場に流通しているコインの価値の合計です。
株式の「株価 × 発行株式数」と近いイメージで、その銘柄がどの程度の経済規模を持ち、どのくらい市場から評価されているのかを把握するための重要な指標です。
時価総額の確認方法とポイント
どこで確認できるのか
時価総額は、多くの暗号資産情報サイトや取引プラットフォームで確認することができます。
また、時価総額を自分で計算することもできます。
時価総額 = 1コイン当たりの価格 × 流通供給量
※流通供給量は推定値である場合が多いため、正確な数量とは異なる場合があります。
確認するときのポイント
時価総額を見る際には、
- 価格
- 流通供給量
のどちらが変化しているのかに注目することが大切です。
例えば、流通枚数(流通供給量)が多い銘柄は、価格が低くても時価総額が大きくなる場合があります。
このため、価格だけで判断せず、市場規模として比較することが重要となります。
注意点
時価総額は便利な指標ですが、いくつかの注意点もあります。
- 暗号資産発行体の保有分が大きいことがある:実際の市場での流通量よりも、理論上の時価総額が大きく見えることがあります。
- 時価総額が低い暗号資産は価格操作を受けやすい:比較的少額の資金で価格が左右され、人為的に時価総額が膨らむケースがあります。
- 将来の供給量が増えると今の時価総額だけでは判断できない:今は流通量が少なくても、これから多くのトークンが市場に出てくる予定があると、価格が下がりやすくなる可能性があります。そのため、時価総額を見るときは、今後どれくらい供給が増える予定か確認することも大切です。
ポートフォリオや銘柄選びでの活用方法
時価総額は価格だけではわからない「規模の違い」を理解するための指標であり、銘柄同士を相対的に比較する際に役立ちます。
一般的に下記のような傾向があります:
- 時価総額が大きい銘柄:市場参加者や取引量が多く、流動性が高くて価格変動が比較的落ち着きやすい(急激な上下が起こりにくい)傾向があります。ポートフォリオの土台となる安定的な選択肢と言えます。
- 時価総額が中程度の銘柄:ある程度の信頼性を持ちつつ、今後の成長も期待できる銘柄です。安定性と成長期待のバランスを取りたいときに選ばれやすいと言えます。
- 時価総額が小さい銘柄:新しい、または発展途上の暗号資産です。成長余地がある一方で、価格が大きく動きやすくリスクを考慮したい領域です。このように時価総額は、価格だけではわかりにくい「市場規模」や「リスクの大きさ」を判断する材料の一つになり、自身のリスク許容度に合わせてポートフォリオを調整する際に活用できます。
まとめ
時価総額は、暗号資産が市場の中でどのような位置づけにあるのかを理解するための基礎となる指標です。
価格だけではなく、
- 資産規模
- 流通供給量
- 成長段階
といった視点を持つことで、より客観的な投資判断ができるようになります。
銘柄選びやポートフォリオの検討にも活用できる重要な考え方のため、暗号資産に触れる際はぜひ意識しておきたいポイントです。
▶関連記事:
暗号資産(仮想通貨)とは
ビットコイン(BTC)とは|世界初の暗号資産(仮想通貨)が時価総額第5位まで成長した理由
---
※本コンテンツは暗号資産(仮想通貨)及び電子決済手段等の情報提供のみを目的としたものであり、投資や取引を推奨するものではありません。また、記載内容は執筆時点の一般情報に基づいており、将来の価格動向を示唆するものではありません。
---
