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【初心者向け】ビットコインの始め方・買い方を解説

【初心者向け】ビットコインの始め方・買い方を解説

公開日: 2023年12月26日

最終更新日: -

暗号資産(仮想通貨)は近年、大きな話題となっている投資対象の一つであり、「億り人」と呼ばれるような大きな利益を得た人々も話題となりました。これからビットコインを購入してみたいけれど、買い方が分からないという方も多いかもしれません。
 
しかし、実際にはビットコインの買い方は難しいものではなく、誰でも簡単に、しかも少額から取引を行うことができます。今回のコラムでは、ビットコインの概要とメリット、ビットコインの買い方や投資にあたっての注意点などを解説します。
 
 

■目次
・ビットコイン(BTC)とは
 ・1、ビットコイン(BTC)の概要
 ・2、ビットコイン(BTC)を購入するメリット
 
・暗号資産・ビットコイン(BTC)の始め方
 ・1、暗号資産(仮想通貨)交換所(暗号資産取引所)での口座開設
 ・2、セキュリティ対策の2要素認証(二段階認証)
 ・3、暗号資産(仮想通貨)交換所への入金
 
・ビットコイン(BTC)の買い方
 
・ビットコイン(BTC)への投資に当たってのポイント・注意点
 ・1、購入単位を確認する
 ・2、ドルコスト平均法を活用する
 ・3、大幅な価格変動リスクを理解する
 ・4、詐欺、誤情報に注意する
 ・5、セキュリティ対策を行う
 ・6、税金について理解する
 
・まとめ


ビットコイン(BTC)とは

ビットコイン(BTC)の概要

ビットコイン(BTC)は、暗号資産の中で最初に誕生し、世界で最も流通している有名な暗号資産です。2008年に、サトシ・ナカモト(Satoshi Nakamoto)という匿名の人物(またはグループ)が、ビットコインの論文を出したことが暗号資産の始まりと言われています。
 
論文の中でサトシ・ナカモトは、銀行などの中央機関を必要とせずユーザー同士が直接取引を行うことができる分散型の「ピアツーピア(P2P)ネットワーク」を構想し、ブロックチェーンと呼ばれる連鎖状のデータ構造を活用することで、ネットワークの信頼性が向上すると主張しました。この論文がビットコイン、ひいては現在の多くの暗号資産の基本となる原則を提供したといえます。
 
ビットコインの取引記録は一定期間毎にブロックチェーンに追加され、マイニング(採掘)の際に情報の整合性が検証されます。マイニングは、英語の「mining」から来ており、「採掘」の意味を持つ言葉として広く使われています。
 
マイニングは、およそ10分程度で解けるように自動的に調整される数学的な問題を解くことでブロックチェーンへの記録権を得るとともに、報酬として一定枚数のビットコイン(BTC)を受け取ることができる仕組みになっています。マイニングを行う参加者のことを「マイナー(採掘者)」と呼びます。計算問題を速く解くことが記録権獲得の条件であるため、性能の良いコンピュータ資源を準備できるマイナーほどマイニングに成功し、ビットコイン(BTC)を得られる可能性が高くなります。これらの仕組みはプルーフオブワーク(PoW)と呼ばれています。
 
また、ビットコインは「デジタルゴールド」とも呼ばれています。ビットコインの発行上限は最大2,100万枚と決まっており、約4年に1回発生する「半減期」というイベントの影響で定期的に新規発行量が減っていくこと(供給の制限が、金が地球上に限られた量しか存在しない状況に似ていること)が主な理由です。
 
供給量に制限があることから、ビットコインはインフレ耐性のある価値保存手段として活用できると考えられています。また、金に比べて持ち運びが容易であることから、戦争が発生した場合などの有事に、リスク回避を求めた人々によりビットコインが購入されることで、ビットコインの価格が上昇する動きが発生することもあります。一部の投資家は、ビットコインを伝統的な金融商品とは独立した、自分自身で管理できる退避資産として長期的に保有しているのです。
 

ビットコイン(BTC)を購入するメリット

 
ビットコインの購入には以下のメリットがあります。
 
1つ目は、ビットコインは世界中で利用可能であり、国際送金が迅速かつ低コストで行えることです。通常の銀行送金と比較して手数料が低いため、送金が容易であるというメリットがあります。
 
2つ目は、ビットコインが従来の資産クラスとは異なり、資産のポートフォリオ多様化の手段として利用できることです。上述のように、リスク分散の一環として投資家が利用するケースも存在します。
 
3つ目は、将来的な実需の可能性です。2021年9月にはエル・サルバドルが、2022年4月には中央アフリカ共和国がビットコインを法定通貨として採用しました。米国では2022年9月にコロラド州で暗号資産での納税が可能になるなど、国家レベルでの利用事例は徐々に拡大してきています。より広く暗号資産が使われるようになった未来では、暗号資産の始祖ともいえるビットコインは、ほかの暗号資産に比べ、今まで以上に存在感を放つことが予想されます。
 
4つ目は、ビットコインを購入するための暗号資産交換所やプラットフォームが多数存在しており、暗号資産の中でも取引がしやすいことです。各種取引アプリを通じて取引もできるため、初心者でも取引しやすい暗号資産となっています。

暗号資産・ビットコイン(BTC)の始め方

暗号資産やビットコインの取引を始めたい場合、具体的に何を行う必要があるか解説します。


暗号資産(仮想通貨)交換所(暗号資産取引所)での口座開設

 
暗号資産の取引を始めるには、最初に暗号資産交換所で口座開設が必要です。国内には、多くの暗号資産交換所が存在し、それぞれ特徴があります。自身がどのようなサービスを利用したいかを整理し、どの暗号資産交換所を利用するかを選択します。まずは口座開設を行いましょう。
SBI VCトレードの口座開設方法については以下完全ガイドを参考にしてみてください。
 
関連記事:【SBI VCトレード完全ガイド】第1回 はじめての口座開設

セキュリティ対策の2要素認証(二段階認証)

口座開設の後、セキュリティ対策のため、2要素認証を設定することをおすすめしています。2要素認証を導入することで、万一悪意ある第三者によってログイン用パスワードが破られてしまった場合でも、第三者のログインを防ぐための抑止力となります。

暗号資産(仮想通貨)交換所への入金

 
次に、金融機関の口座から暗号資産交換所の口座への日本円の入金を実施します。
SBI VCトレードの取引ツール(スマートフォンアプリ)画面を参考に解説します。
 
取引ツールにログインします。口座番号または登録したメールアドレスとパスワードが必要です。
入金画面から金額を設定し、自身が利用している金融機関を検索して、入金元の金融機関のインターネットバンキングから処理を行うことで、SBI VCトレードの口座に日本円が反映されます。

 

 
入金を行う場合、ご自身が利用可能な金融機関が対応しているかどうか確認が必要です。
また、クイック入金等と呼ばれる即時入金方法を行った場合、入金相当額の出金および出庫(暗号資産を送金すること)が一定期間制限される場合があるため、注意してください。
 

ビットコイン(BTC)の買い方

ビットコインの取引は、販売所取引と取引所取引の2つの方法で行うことができます。
今回は、初めてビットコインを購入する方でも分かりやすい販売所取引について、こちらもSBI VCトレードの取引ツール(スマートフォンアプリ)画面にて解説します。

販売所取引での買い方

 
1.  ホーム画面(販売所)からビットコインを選択し、購入画面へ進む


2.  購入したい枚数を入力して購入する

 

3. 資産/入出金 画面でビットコインが購入できているか確認する
 
SBI VCトレードでの暗号資産購入の詳細については、【SBI VCトレード完全ガイド】第2回 はじめての暗号資産購入をご確認ください。

ビットコイン(BTC)への投資に当たってのポイント・注意点

投資を始めるにあたってのポイントや注意点を確認していきましょう。

購入単位を確認する

ビットコインの価格(レート)が600万円と聞くと、高くてとても買えないと考える方もいるかもしれませんが、暗号資産は、実際は少額からでも購入できます。
例えばSBI VCトレードでは、ビットコインの最小発注数量は0.0001となっており、購入価格(レート)が600万円であれば600円から購入できるのです。
 

ドルコスト平均法を活用する 

ビットコインは価格の変動が激しいため、取引のタイミングでお悩みの場合は、取引可能な金額全てを一度に使って購入するのではなく、定期的に一定金額分のビットコインを購入する「ドルコスト平均法」と呼ばれる手法がおすすめです。ドルコスト平均法を活用することで、価格変動のリスクを分散でき、評価損益の振れ幅が一度に購入した場合と比較して小さくなります。暗号資産交換所(暗号資産取引所)で提供している「積立暗号資産」のサービスを利用すれば、自動でドルコスト平均法にて購入できます。価格の変動に一喜一憂せず、日常の生活におけるストレスも軽減されるでしょう。
 

大幅な価格変動リスクを理解する

ビットコインを含む暗号資産は大幅な価格変動のリスクが伴います。このリスクを理解せずに取引を始めると、大きな損失を被る可能性が高くなります。ビットコイン投資を始める際には、大幅な価格変動リスクを理解し、日々の価格変動に加えて大局的な視点を持って取引を行うことが大切です。長期的な目線を持つという点においても、ドルコスト平均法の活用は有効です。

詐欺、誤情報に注意する

ビットコインの投資には詐欺や誤情報が潜んでいる可能性があります。怪しいSNSアカウントからの誘導や、公式サイト以外への遷移など、さまざまな手法で詐欺が行われています。
怪しいと感じた場合は注意深く精査し、問題がないかどうかを判断してから行動する必要があります。

セキュリティ対策を行う

ビットコインはウォレットの中に保管されます。保有者がプライベートウォレットでビットコインを管理する場合には、自らの責任でセキュリティ対策を実施する必要があります。
 
一方で暗号資産交換所の口座で暗号資産を保管するのであれば、SBI VCトレードを含め 日本の暗号資産交換所は、顧客の資産について厳しい規制を順守して分別管理が徹底されています。仮に暗号資産交換所でハッキングが発生した場合でも、顧客資産をお守りするため様々な取り組みを実施しています。

税金について理解する

暗号資産の売買では、税金や確定申告について理解することが大切です。
 
SBI VCトレードでは、株式会社Aerial Partners(https://www.aerial-p.com/)執筆の税金に関するコラムを掲載していますので、ご確認ください。
 
第1回:暗号資産(仮想通貨)投資をするなら知っておきたい税金の基本
第2回:暗号資産(仮想通貨)の損益計算と確定申告のやり方をマスターしよう
第3回:暗号資産(仮想通貨)の確定申告で解消させておきたいQ&A

まとめ

このコラムでは、ビットコインに関する概要や取引の手順、買い方、取引時のポイント・注意点について解説しました。初めての暗号資産投資はハードルが高く感じられるかもしれませんが、実際に取引を始めてみるとそこまで難しくないと感じる方も多いです。
 
SBI VCトレードは初心者に使いやすい暗号資産交換所として、積立暗号資産などさまざまなサービスを提供しています。
 
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