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本コラムでは、2025年最新のビットコイン(BTC)の価格動向、最新ニュースや市場分析をもとにした今後の価格予想、そしてビットコインの将来性についてコラム形式でお伝えします。
ビットコインに興味はあるが取引経験のない方や、過去に取引経験があり、最新の状況に関心をお持ちの方でもわかりやすいように、ビットコインの特徴や仕組みに関しても解説します。ぜひ参考になさってください。
【2025年最新】ビットコイン(BTC)|現状の価格動向
出典:https://jp.tradingview.com/chart/?symbol=BITFLYER%3ABTCJPY
2025年1月27日時点のビットコイン(BTC)の価格動向について詳しく見ていきましょう。
昨年の9月から12月にかけ急騰を続けていたビットコイン。年末年始に一時調整局面に入るも、今年の初めから再び上昇し、過去最高値である17,000,000円台を突破するなど、非常に活発な動きを見せています。
直近の上昇の背景には、2024年11月の米国大統領選挙でドナルド・トランプ氏が再び米大統領に当選し、就任後も暗号資産推進に関する大統領令に署名するなど、米国の動向が市場を大きく押し上げる要因となったと考えられます。
トランプ米大統領は当選前から「米国を暗号資産の中心にする」ことを掲げるなど暗号資産業界に好意的な姿勢を示してきており、バイデン政権下で厳しい規制に直面していた暗号資産業界は一転、国家として推進されるべき業界という位置づけに置かれました。2025年1月下旬時点で、ビットコインは16,000,000円台と過去最高値付近で推移しています。
ビットコイン(BTC)の特徴・仕組み
ビットコイン(BTC)は、通貨の管理者が存在しない非中央集権型のデジタル通貨です。法定通貨のような中央銀行がなく、ブロックチェーン技術を利用してネットワーク参加者のコンピューター間で取引が相互に管理されています。このブロックチェーンは、取引情報をブロックとして鎖状につなぐため、改ざんが極めて困難で、不正行為のリスクが低いとされています。
また、ビットコインはP2P(ピアーツーピア)ネットワークを採用しており、銀行のような中央サーバーを介さずに個人間で直接取引が可能です。そのため、取引手数料が低く抑えられるというメリットがあります。さらに、ビットコインには2,100万枚という発行上限が設定されており、市場に出回りすぎて価値が希薄化するのを防いでいます。
さらに、ビットコインの供給ペースをコントロールするために「半減期」という仕組みがあります。2024年4月には4度目の半減期が完了し、マイニング報酬が3.125BTCにまで削減されました。これにより、インフレ率が減少し、価格上昇への期待が高まっています。
【最新ニュースや市場分析から考察】ビットコイン(BTC)の今後の価格予想
出典:https://jp.tradingview.com/chart/?symbol=BITFLYER%3ABTCJPY
先述の通り、2024年9月以降、ビットコイン(BTC)の価格は、半減期での供給量減少やETFへの資産流入、トランプ新政権など複数の好材料が重なり、大幅に上昇しています。また、市場ではビットコインの長期的な価値を信じて保有する動きが根強い一方、短期的な価格変動を狙うトレーダーの動きも活発な雰囲気であることから、取引量が増減を繰り返しているのは、こうした投資家の姿勢を反映していると言えるでしょう。
今後の展望を大きく左右する要素の一つとして、2025年1月23日、トランプ大統領が署名した「デジタル金融テクノロジーにおける米国のリーダーシップの強化」と題した大統領令が挙げられます。この大統領令には、「デジタル資産市場に関する大統領作業部会」の設立や、暗号資産に関する明確で透明性のある規制の確立を目指す内容が含まれています。特に、ビットコインを含む暗号資産の国家備蓄構想が注目されており、これが実現すればビットコイン需要の増加と市場の安定性向上が見込まれます。
ビットコインの準備金採用や規制の明確化など、ビットコインにとって有利な展開となれば更なる最高値更新や2,000万円の大台も視野に入るという見方もある一方、政策の具体的な実施や規制の詳細については不透明な部分もあり、市場関係者の間で慎重な見方も存在します。
ビットコイン(BTC)今後の展望・将来性を予測
ビットコインは暗号資産の代表格として、今後も多くの注目を集めると予想されます。4度目の半減期を迎え、供給量が減少したことで希少価値が高まり、価格上昇の期待が高まっている状況が続いています。
ビットコイン(BTC)の今後のポジション、普及率や利用シーン、規制の動き
ビットコインは、非中央集権的なデジタル通貨として、決済手段や投資商品としての役割を強化しています。特にエルサルバドルのように法定通貨として採用する国もあり、普及率は高まっています。しかし、マイニングの環境負荷や規制の動きが普及を阻む要因ともなり得ます。各国の規制の動向や技術の進化が、今後のビットコインの未来を左右する大きな要素の一つとなるでしょう。
投資としてのビットコイン(BTC)の価値・将来性
ビットコインは、デジタルゴールドとも称され、ポートフォリオの一部として多くの投資家に注目されています。2024年1月のETF承認により、投資家の参入が増加し、ビットコインの流動性が向上しました。しかし、市場は依然としてボラティリティが高く、価格の急激な変動がリスクとなります。ビットコインの将来性は、需給バランス、規制の動き、技術の進化など、さまざまな要因に左右されるため、投資判断には慎重さが求められます。
まとめ
ビットコインの2025年における動向を見ても、その価格が市場のさまざまな要因に左右されていることが明らかです。現物ETFや半減期に伴う供給量の変動、さらにはトランプ政権の動向など、ビットコインの価格を取り巻く要素は多岐にわたります。今後もビットコインはデジタル資産の象徴として、投資家や市場参加者の関心を集め続けるでしょう。しかし、その投資にはリスクが伴うため、市場の動向を綿密に分析し、慎重な判断を行うことが求められます。