暗号資産(仮想通貨)とFXは何が違う?

取引対象・仕組み・税制の違いをわかりやすく比較

公開日: 2026年4月6日

最終更新日: -

▼目次

    暗号資産取引とよく似た投資方法に、FX取引(外国為替証拠金取引)があります。
    どちらも価格の変動を利用して利益を得るという点では共通していますが、取引対象や仕組み、制度面などに違いがあります。
    FX取引で扱うのは法定通貨であり、その点が暗号資産取引とは大きく異なります。
     
    投資を始めるにあたっては、それぞれの特徴を理解することが重要です。
    この記事では、暗号資産取引とFX取引の違いについて、基本から整理して解説します。

    暗号資産取引とFX取引の主な違い

    まずは、暗号資産取引とFX取引との違いを比較表で確認し、詳細を整理していきましょう。
     

    FX取引とは(法定通貨を対象とした取引)

    FX取引とは、「円とドル」のように異なる法定通貨を交換することで、その為替差による利益を得る取引手法です(外国為替証拠金取引とも言う)。
     
    例えば、1ドル=100円のときにドルを購入し、その後1ドル=110円になったタイミングで売却すると、1ドルあたり10円の利益(為替差益)となります。

    またFX取引には「レバレッジ」という仕組みがあり、本来の手持ち資金よりも大きな金額の取引を行うことができます。
    例えば手持ち資金が10万円あり、レバレッジが10倍だとすると、100万円分の取引が可能になるのです。

    取引対象の違い

    暗号資産取引では、ブロックチェーン技術を基盤としたビットコインやイーサリアムなどの暗号資産を対象とします。
     
    一方、FX取引ではドルや円などの法定通貨を対象とします。国家や中央銀行が発行・管理している点が特徴です。

    取引場所と取引時間の違い

    暗号資産は、暗号資産交換業者(取引所または販売所)を通じて売買できるほか、個人間で直接取引される場合もあります。
    取引は原則として24時間365日可能です。

    FX取引は外国為替市場で行われ、証券会社などの金融機関を通じて取引されます。
    平日はほぼ24時間取引可能ですが、土日は取引できません。

    ボラティリティと流動性の違い

    一般的に、暗号資産はボラティリティ(価格変動)が比較的大きい傾向があります。
    一方で、FXは主要通貨を中心に市場規模が大きく、比較的安定した値動きとなる傾向があります。

    また流動性については、暗号資産は銘柄ごとの差が大きく、主要銘柄は流動性が高い一方で、小規模な銘柄では流動性が低い場合もあります。

    ▶関連記事:暗号資産(仮想通貨)のボラティリティとは|暗号資産(仮想通貨)の価格変動が大きい理由と投資の考え方

    課税方法の違い

    取引によって利益が生じた場合、いずれも「雑所得」として扱われますが、課税方法が異なります。
     
    FX取引は申告分離課税の対象であり、税率は一定です。一方、暗号資産取引は総合課税の対象となり、他の所得と合算して課税されます。
    ただし、今後FX取引と同様の申告分離課税に移行する可能性が議論されています
     
    ▶関連記事:暗号資産(仮想通貨)の税金と確定申告

    リスクと制度の違い

    投資では当然のことですが、利益を得ることもあれば損失を被ることもあります。
    暗号資産取引でもFX取引でも、常にリスクがあることを念頭に取引に臨むことが重要です。
     
    まず、どちらの取引にも価格変動による損失リスクがあります。そのうえで、制度や仕組みにも違いがあります。
    FX取引には信託保全という仕組みがあり、万が一取引先の金融機関が破綻した場合でも、投資した資産は確保されます。

    一方の暗号資産取引でも、暗号資産交換業者には顧客資産の分別管理などが義務付けられていますが、法定通貨のような信託保全とは仕組みが異なるため、制度の違いを理解しておくことが重要です。

    暗号資産取引でも可能なレバレッジ取引

    FX取引で利用されるレバレッジの仕組みは、暗号資産取引でも利用できる場合があります。
    例えばSBI VCトレードのVCTRADEサービスでは、個人の場合、最大2倍のレバレッジ取引が可能です。
     
    また、日本円を入金せずに暗号資産等をそのまま証拠金として利用できるなど、取引の柔軟性にも特徴があります。
    詳細は下記のページでご確認ください。
     
    ▶関連記事:暗号資産(仮想通貨)の「レバレッジ取引」とは|下落相場でも利益を狙える、積極的な投資手法
     
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    ご利用ガイド

    まとめ 

    暗号資産取引とFX取引は、どちらも価格変動を活用した投資ですが、取引対象や制度、税制などに違いがあります。
     
    それぞれの特徴を理解したうえで、自分の目的やリスク許容度に応じた取引方法を選択することが重要です。
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    ※本コンテンツは暗号資産(仮想通貨)及び電子決済手段等の情報提供のみを目的としたものであり、投資や取引を推奨するものではありません。また、記載内容は執筆時点の一般情報に基づいており、将来の価格動向を示唆するものではありません。
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