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暗号資産(仮想通貨)のレンディングとは

レンディングは、日本語で「貸付取引」という意味で、保有している資産を証券会社や取引所に貸し出し、その対価として賃借料を受け取る仕組みのことです。
暗号資産のレンディングでは、保有している暗号資産をSBI VCトレードなどの暗号資産取引所に一定期間貸し出し、その期間や数量に応じて利用料(賃借料)を受け取ることができます。
銀行に預金して利息を受け取る仕組みに近く、暗号資産を貸し出すことで対価が得られる点が特徴です。
暗号資産を長期的に保有する予定がある人にとって、保有資産を活用して追加の収益を狙える投資方法として利用されています。
レンディングの流れ
レンディングには、暗号資産取引所が提供するものと、DeFi(分散型金融)サービスが提供するものの2種類があります。
ここでは、暗号資産取引所によるレンディングを前提に仕組みを説明します。
暗号資産取引所のレンディングは、サービス提供者があらかじめ「貸し出す銘柄」「貸出期間」「予定年率」などの条件を提示し、ユーザーがそれに申し込むことで成立します。
例えば、SBI VCトレードの貸コイン(※)の流れは次の通りです。
- 毎週木曜日の夜8時に貸出可能な銘柄、期間、年率などの条件を提示する
- 希望するコースを選び、貸出数量を指定して申し込む
- 申し込み後、貸し出した暗号資産は期間中引き出すことができない
- 満期を迎えると、元の資産に利用料(賃借料)が加算されて返却される
暗号資産取引所によって募集方式や貸出期間の設定に違いはありますが、全体の流れとしてはこのような仕組みで提供されています。
※SBI VCトレードでは「貸コイン」という名称でレンディングサービスを提供しています。
レンディングのメリットとデメリット
メリット
・保有資産を活用してインカムゲインが得られる
インカムゲインとは、資産を保有している間に得られる収益のことで、預金の利息や株式の配当が代表例です。
暗号資産は通常、保有しているだけでは収益が発生しませんが、レンディングを利用することで、保有資産からインカムゲインを得ることができます。
・初心者でも取り組みやすい
暗号資産を貸し出すだけで利用料(賃借料)を得られる仕組みであり、マーケットの分析や専門的な知識も必要ないため、投資初心者でも利用しやすい投資方法の一つです。
デメリット
・価格変動により資産価値が下がる可能性がある
レンディングで暗号資産を貸し出している最中も、価格は常に変動しています。貸出期間中に価格が大きく下落すると、利用料(賃借料)を受け取ったとしても保有資産の価値が目減りし、日本円換算ではマイナスの状態(含み損)になることがあります。
暗号資産は価格変動が大きいため、レンディングを利用する際にはこの点を十分に理解しておく必要があります。
・貸出期間中は途中で引き出せない
多くのレンディングサービスでは、貸し出しを開始すると途中で解約できない仕組みが採用されています。
価格が急変したり資金が必要になったりしても、貸出期間が終わるまでは資産を動かすことができません。
途中解約が可能なサービスもありますが、その場合は手数料が発生するなど制約があることが一般的です。
こうした特性を踏まえ、レンディングの利用は余裕資金の範囲で行うことが重要です。
ステーキングとの違い
保有資産を活用して収益を得る手法としては、レンディングのほかにステーキングがあります。両者は目的が似ていますが仕組みが異なるため、違いを理解することでレンディングの特徴がより明確になります。
レンディングの対価にかかる税金
レンディングの利用料(賃借料)は、税制上「雑所得」として総合課税の対象となり、給与など他の所得と合算して税率が決まる累進課税方式が適用されます。
レンディング利用料(賃借料)などの雑所得の金額が年間で20万円を超える場合、原則として自分で確定申告を行う必要があります(年間のレンディング利用料が20万円以下でも、他の取引による利益や副業で受け取った給与など、雑所得に区分される所得の合計が20万円を超えた場合は、確定申告が必要になります)。
税制は変更される可能性があるため、最新のルールを確認し、必要に応じて確定申告を行うことが重要です。
▶関連記事:第1回:暗号資産(仮想通貨)投資をするなら知っておきたい税金の基本
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